ターミネーター4

先日、錦糸町シネマ8にてターミネーター4が先行上映となっていたので、
久しぶりに映画鑑賞してまいりました。
(※このエントリーには若干映画の内容的な事柄が含まれています。)


前回2003年に公開されたT3からの続編のお話という設定で、
自我に目覚めてしまった防衛システム
スカイネット」と反抗軍(人類)との攻防が描かれていました。

今から9年後の西暦2018年の核戦争にて荒廃した世界が舞台と
なっているこの作品ですが、シュワルツェ・ネッガー氏が暴れ回る
前回までの特撮ものとは異なり、純粋な戦争映画を観ているような感覚で、
SFなのですがどこか生々しい描写がなされていました。巨大なマシーンが
暴れ回り、人を襲うシーンがあるのですが、その背景に「セブン・イレブン」
の残骸が有ったり、本当に現実世界の未来でこの様な事が起こっている様な
変な感覚に陥ってしまいました。

自分自身もメーカーで製品を設計・開発する立場の人間なので、
考えさせられるものがありました。

「自分の造った物のせいで、世界がこの様な事になってしまう」という、
物を造るということは重大な責任を負う事になるという事を改めて自覚
させられます。
自分の造ったものが、後にどういう影響を及ぼす事になるのか。

人の志向次第では現実になりかねない事態の様な気がしてとても複雑な
気分に陥りました。

ですが、マシーンが自我に目覚めたとして、目指すものは一体何なのか?
と思います。

現在、人口知能の開発などが盛んに行われていますが、結局、自我とは
何なのか突き詰めて行ったとして高度になればなるほど人間の心に近づいて
行くような気がします。人間の心に近づくという事は、感情豊かなものに
なるということではないでしょうか?

感情豊かなものになれば、喜怒哀楽があるのであって、
この映画のような残虐な行為は行わなくなるのではないでしょうか?
そう信じたいものです。